活動レポート

[2020年5月10日] 世界の街歩き vol.18 Bilbao

ビルバオ(スペイン王国)
人口35万人・面積40.7k㎡ ・立憲君主制

ビルバオはスペイン北部にあるバスク地方の中心都市です。サッカーファンであれば、ラ・リーガの強豪「アスレティックビルバオ」をご存知と思いますが、都市計画分野でも大変有名な街です。
ビルバオは14世紀につくられ、近代には産業革命を経て製鉄や造船など重工業の街として栄えていました。しかし1970年代には重工業が壊滅的な産業危機を迎え、1980年代には都市部の大半が浸水する大洪水にみまわれるなど、災難が続いていました。
こうした危機のなか、ビルバオは旧来の重工業都市から、サービス産業を中心とした街へと大胆な方針転換を図ったのでした。1990年代以降、F・ゲーリーによるグッゲンハイム美術館に始まり、N・フォスターによるメトロ、磯崎新の磯崎ゲートなど、数多くの個性豊かな街づくりが行われました。
デザインで街を再生したビルバオですが、サン・セバスチャンを含むバスク地方は、美食エリアとしても世界的に有名です。街中にあふれるバルには華やかなピンチョスが並びます。バルを何件もはしごするのがバスク流だそうです。EU諸国では奇跡のビルバオと呼ばれているそうです。創造都市の成功事例として、また、美食と美しいビーチ、そしてバスク文化に触れられるビルバオは、街づくりを語る上で欠かせない、大切な街となりました。

リスボンから空路でビルバオへ
安全性は変わらないそうですが、プロペラ機だと少し怖いかも。
ビルバオ・グッゲンハイム美術館
建築家のフランク・ゲーリーが設計した現在建築の傑作。バスク地方の象徴であり「グッゲンハイム効果」として都市再生でも有名。
ママン
世界一大きな彫刻作品。六本木ヒルズにもあるのでご存知ですよね。ロンドン、オタワなどにも展示されています。
パピー
花々でできた子犬の彫刻?作品。ビルバオの象徴。めちゃデカくて可愛い。
市内の交通
トラムと自動車道、自転車道が綺麗に整理。こんな街に住みたい。
公園
子供向けの遊戯もおしゃれです。元々は寂れた製鉄の街が見事に変身。
市街の建物
街中には様々な様式の建築があります。
磯崎ゲート
建築家磯崎新が設計したツインビル。計7棟で構成され、スビスリ橋と繋がっています。
エスタディオ・サン・マメス
アスレチック・ビルバオのホームスタジアム。収容能力53000人。
リバウジーニョ
宿泊したホテルにいたディナモ・ブカレストの選手。ブラジル代表やバルセロナでも10番を背負ったリバウドの息子。
ビスカヤ橋
1893年に架けられた世界最古の運搬橋。高さ45mもあり登ってみました。世界文化遺産。
レストランの叔父さん
本場のサングリアは、目の前で作るって知らなかったです。爽やかで美味しい。

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